映画史上に残るSFアクションの最高傑作として誰もが知っているであろうジェームズ・キャメロン監督作の『ターミネーター2』。公開当時、全世界興行収入において年間1位を記録し、その後もレンタルビデオでのヒット、テレビ放映、DVDやBlu-rayに至るまでの各メディアの好セールスなど、これほど知り尽くされた映画も珍しい。

その名作が2017年8月11日、『ターミネーター2 3D』となって26年ぶりに世界に先駆けて日本公開された。
3D化プロジェクトは、ジェームズ・キャメロンが設立したライトストーム、DMGエンターテインメント、スタジオカナルによって開始され、最終的にはジェームズ・キャメロン自らが監修。画質も大幅に向上し、四半世紀前の作品とは思えないほどの映像に仕上げられている。

新たに生まれ変わった『ターミネーター2』を劇場で鑑賞して改めて感じるのは作品本来の完成度の高さ。ストーリー、映像、キャラクター、アクション、音楽どれを取っても非の打ちどころがなく、いまだに古さをまったく感じさせないのは驚きだ。
3Dの飛び出し効果は抑え気味だが、奥行き表現が際立った空間処理は秀逸。そのあたりは『アバター』と同様に、ジェームズ・キャメロンのこだわりなのかもしれない。
欲をいえば154分の完全版が観たかったが、それは贅沢というものだろうか。

シュワルツェネッガーが語る『ターミネーター2』

『ターミネーター2 3D』の公開に合わせて『ターミネーター2』についてシュワルツェネッガーが語る最新映像も解禁。
このインタビューでは、当初シュワルツェネッガーは善玉のターミネーターに乗り気でなかったことや、T-1000の設定、エドワード・ファーロングとの関係性の構築、監督としてのジェームズ・キャメロンについてなど、興味深い内容が語られている。

サウンドトラックも新装再発売！

『ターミネーター2 3D』の公開に合わせて、オリジナル・サウンドトラックも新装再発売された。収録内容は既発のタイトルと同じでも、思わずジャケ買いしたくなるカッコ良さだ！

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